円形脱毛症は誰にでも起こる可能性のある、まだまだ不明な部分が多い脱毛症です。
ある日、髪を整えながら鏡を見ていると円形に脱毛している部分が…。といった具合に突然、円形脱毛症を発見することが多いようです。
本人には円形脱毛症の自覚症状はないので、美容院などで他人に指摘されて初めて気付くケースも多々あります。
脱毛部分は１円玉くらいのものから５００円玉くらいのものまであり、脱毛部位も１箇所～複数が同時に脱毛することもあります。
脱毛部分の周囲の髪の毛を軽く引っ張って、簡単に抜けてしまうようならまだ進行中です。
円形脱毛症の進行が止まったら、３ヶ月～半年くらいで髪が生えてくる人もたくさんいます。
１日、２日で治るものではないことを覚えてください。
また、回復後５年以内に円形脱毛症が再発する人は約４割にものぼるといわれています。
円形脱毛症の種類
・汎発性円形脱毛症…頭部だけの脱毛に限らず、眉毛や体毛まで脱毛します。
・全頭円形脱毛症…コインくらいの脱毛ではなく、頭部全体の脱毛。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症の原因は色々な説があげられており、誰にでも効くような円形脱毛症の治療法はまだありません。
病院や専門の機関に行き原因をはっきりさせることも治療の第一歩となります。
・精神的・ストレス…精神的な負担や、ストレスが原因で円形脱毛症が起こるという説。
「病は気から」というように人間の精神は身体に大きく影響することは昔から言われています。
円形脱毛症に限らずとも強いストレスを感じていれば胃潰瘍など胃に炎症が起こったり、穴が開いたりもするわけです。
このストレスが原因で何か身体に異常があったとして、それが円形脱毛症であってもなんら不思議ではありません。
髪の毛は３、４ヶ月で生え変わると言われているので、円形脱毛症になった３、４ヶ月前に何かしらの精神的負担やストレスがかかったと考えられます。
・免疫不全（アレルギー）…免疫不全や異常が原因で円形脱毛症が起こるという説。
免疫はもともと、身体の中にある異常や異物を排除するために働く、人間の防衛手段の一つです。
しかし、この免疫が毛根を異常なものや異物と勘違いをして攻撃してしまうことがあるといいます。
その結果、脱毛が引き起こされるとの話です。
また、アトピー性皮膚炎などの免疫異常に伴い円形脱毛症が起こるケースもあるので病院や専門機関に相談しましょう。
